医療法人慈恵会慈恵曽根病院

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内視鏡検査のご案内

はじめに

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)=「苦痛・恐怖・不安」など悪いイメージを持たれていて検査を敬遠されていませんか?

こんな方は胃カメラを受けましょう!

  1. 胸焼け、胃の痛み、胃もたれ、食欲不振などのある方
  2. 急激な体重減少のある方
  3. 貧血が進行している方
  4. のどの違和感が続いている方
  5. 黒い便が出た方
  6. 健診や人間ドックで異常が見つかった方
  7. 40歳以上でここ数年、胃カメラを受けてない方

胃カメラでわかる病気

  • 胃がん
  • 食道がん
  • 十二指腸がん
  • 胃炎
  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 胃ポリープ
  • 十二指腸ポリープ
  • 逆流性食道炎
  • 食道裂孔ヘルニア
  • ピロリ菌感染 など

検査中に不整な粘膜や病変が見つかった場合、直接その組織を採取する「生検」を行います。
これにより確定診断が可能です。

大腸カメラでわかる病気

  • 大腸がん
  • 大腸ポリープ
  • 潰瘍性大腸炎
  • 虚血性腸炎
  • 感染性胃腸炎
  • 大腸憩室出血

中でも大腸がんは早期の発見が重要な病気のひとつ。悪性度は胃がんなどに比べ低いため、手術ができる状態のうちであれば治る可能性が高く、大腸カメラ検査は非常に有効です。
定期的に検査を受けてポリープの段階で取り除くことができれば、がんの予防につながります。

日本人の死亡要因

現在日本では、死亡原因のひとつに悪性新生物いわゆる「がん」があります。
その中でも胃がん・大腸がんは、毎年上位にランクされています。

日本人の死亡要因

内視鏡検査説明

内視鏡検査は、細いスコープを口や鼻から挿入して、咽頭、食道、胃、十二指腸の粘膜を直接観察します。
上部消化管の疾患を正確に診断し、最適な治療法を選択するためにも有効です。
検査中に病変の組織を採取できるため確定診断が可能であり、胃がんを早期発見できる有効な検査です。
また、潰瘍や炎症、腫瘍、ポリープなど、胃をはじめとする上部消化管の疾患を正確に診断し、最適な治療法を選択するためにも有効です。

内視鏡検査は、胃がんや大腸がんなどの病変を早期に見つけ出し、治療や手術が可能な優れた検査です。
しかし、検査を敬遠した結果、進行してしまったという症例もあります。
当院では、検査中の苦痛を軽減するため、ご希望により鎮静剤を使用して、安全にかつ楽に受けることができます。

※内視鏡・鎮静剤使用に関してご案内
前処置の鎮痛剤や鎮痙剤をする場合がございます。
視界がぼやける、ふらつく、気分が悪くなるなどの症状が出ることがありますので、当日、車での来院は控えてください。

胃カメラの苦手な方へ

何故、胃カメラが苦しいのでしょうか?

食道や胃・十二指腸の検査のために内視鏡検査(いわゆる胃カメラ)を受けて、苦しかったという経験のある方は、少なくないでしょう。
検査用のスコープが、敏感な咽頭を通過する時、ここを刺激して苦しくなるのです。
咽頭麻酔をして感覚を無くしてから検査を行いますが、全身麻酔のように完全に麻痺するわけではありませんので、敏感な方はどうしても不快感を感じます。

スパゲッティ並みの超細径スコープ

スパッゲティ並みの超細径スコープです。
最近、もっと細いスコープが開発されましたので、以前に比べずいぶん楽に検査を受けることができます。
かつて胃カメラは、小指くらいの大きさでしたが、タバコよりも細いスコープは咽頭の刺激が少ないので、最近は細径スコープを使用します。
胃カメラを敬遠した方でも超細径スコープであれば楽に検査ができます。

それでも検査が不安な方へ

ご存知ですか?鼻から行う胃カメラ。
皆さんは、胃カメラは口から行う検査と思っているでしょう。
ところが超細径スコープは、鼻から入れることもできるのです。
鼻からスコープを入れる時、咽頭をかすめる程度で苦痛はありません。
また、咽頭麻酔も必要ありません。

慈恵曽根病院でもこの超細径スコープを導入しています。胃カメラ検査についてのお問合せは、総合窓口まで。

それでも検査が不安な方へ

検査日と担当医師

 
胃カメラ 緊急時 緊急時  
大腸カメラ          

※検査は午前中のみとなります(要予約)

当院の検査内容①

上部消化管内視鏡検査

  • 口からの胃カメラ検査
  • 鼻からの胃カメラ検査
  • 胃カメラを使用して胃ろう造設術
  • 胃カメラを使用して胃ろう交換
  • 止血術・ポリープ切除術 等

※上記以外でも気になることがありましたらお問い合わせください。

検査の選択方法の目安としてお使いください。

口からの胃カメラ
  • 健康診断などで異常を指摘された
  • 痛み、不調など症状がある
鼻からの胃カメラ
  • 以前に胃カメラをされてのどの反射が強かった
  • 口からの胃カメラに不安がある方

胃カメラをうけるにあたっての注意事項

  • 前日の夜9時までに食事はすませてください。その後検査までは、食べたり、飲んだりしないでください。
    起床後コップ1杯までの お水かお茶は飲んでいただいても構いません。
  • 現在のお薬に、血圧を下げるお薬、血液をサラサラにするお薬等がある場合や、糖尿病の診断を受けて、内服やインシュリンを使用している方は、医師または看護師へお申し出ください。
  • 鎮静剤を希望される方は、検査前に医師または看護師へお申し出ください。
    なお、鎮静剤使用した場合は、検査終了後1時間以上病院内で待期していただきます。ご了承ください。

当院の検査内容②

下部消化管内視鏡検査

  • 大腸カメラ(ショート):肛門~S状結腸(大腸の一部を手軽に検査する)
  • 大腸カメラ(トータル):肛門~大腸を全体的に見る(大腸を隅々まで検査する)
  • ポリープ切除術・止血術 等

下部内視鏡検査に抵抗のある方にも気軽に検査をうけていただくため、大腸ショートコースをもうけています。

大腸カメラ(ショート)とは?

大腸カメラって…『痛くて恐い』という患者様方におすすめです。
お手軽に大腸(S状結腸まで)の検査がうけられます。
S状結腸は大腸がんができやすい部位といわれています。
まずは、気軽に検査をうけてみませんか?

大腸カメラ(トータル)とは?

大腸はとても長い臓器です。盲腸末端部分までを検査します。
普段便秘気味・最近便が細くなった・便の後ティッシュに血がつくなどの症状のある方は、数年(1~2年)に一度は検査を受けられることをおすすめします。
隅々まで検査するために、前日・当日下剤を服用していただきます。

大腸検査の準備について

ショートコース

特に準備はありません。当日朝食事を食べずに来院していただけるとスムーズに検査ができます。
来院後に浣腸して、大腸カメラをおこないます。
検査予約のみしていただければ、あとは当日来院するのみです。

トータルコース

前日から準備をしていただきます。

準備 検査前日 検査当日
食事 昼食より検査食になります。 朝より何も食べれません。
水分 飲水制限はありません。 飲水は粒入りのジュースや乳製品は飲めません。
お薬 検査医師の指示に従ってください。
その他 夜9時ごろに下剤のお薬を飲んでいただきます。 朝9時に来院していただきます。
吐き気止めのお薬を飲みます。
朝から1Lの下剤のお薬と水500mlを飲みます。

以前同様の検査をされた方については、ご自宅で準備されることも可能です。
必ず予約が必要ですので検査希望日より3日前までに連絡してください。
予約が多数の場合、日時を変更していただく場合がありますので、ご了承ください。

大腸検査を受けるにあたっての注意事項

検査当日に前処置として大腸をきれいにする下剤を飲んでいただきます。
数回に分けて下剤1リットル・水500ミリリットル程度を飲みます。

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